3年生 防災教室
- 30, 2023 13:55
6月30日に防災教室が行われました。富士市地域防災指導員4名が講師として来校してくださいました。
体育館に集合し挨拶をして防災指導員の方からの説明を聞きます。
今回は「なまずの学校」というカードゲームを使って防災について学びます。
ルールは各問題に対して正解だと思うカードを1つ選び、回答用紙に記入します。
全部で4つ問題が出題されます。
このカードゲームですが、なんと今回初めて3年生がやるということです。
カードには雨戸、戸板など最近の家ではあまり見られなくなっているものも使われているため、子供が判断するのは難しいそうです。
各クラス3、4人のグループに分かれてゲーム開始です。
まずは第一問「こどもを助けるのに使える道具をさがそう」です。
選ぶカードは1枚だけです。
「どれかな?」と子供達同士で相談しています。
選んだ道具をプリントに記入します。
気になる正解は、、、なんと1つではありません。
フォークリフト、のこぎり、ロープ、2種類のジャッキ、角材の6個が正解がでした。
ここで講師の方から「この中からいいと思ったものを選ぶ。もし震災にあったらあるものでいいものを選びます。」とお話がありました。
ちなみに前述の正解にはそれぞれ点数がついておりフォークリフト50点、のこぎり60点、ロープ70点、2種類のジャッキが80点、角材は90点となっています。子供達は選んだ道具の横に点数を記入します。
続いて第二問目「こどもを運ぶ道具を探そう」です。
先ほどの講師の方の助言を元に再びグループで相談します。
いくつかのグループが布担架、担架、畳、タオル、毛布を候補に出しており悩んでいる様子でした。中にはチョコレートのカードを持って「子供が好きだから近寄ってくれる」という子供らしいユニークな答えも出てきました。
正解は布担架、担架、戸板、畳、毛布でした。
「やったー‼」「あってたー‼」と喜ぶ声が聞こえてきました。
第三問目「血を止めるのに使える道具を探そう」です。
ガーゼ、包帯、三角巾で悩んでいるグループが多く見られました。
正解はネクタイ、包帯、ガーゼ、ガムテープ、コンビニ袋、三角巾、ラップ、タオル、大判ハンカチでした。
一番点数の高い大判ハンカチは「巻きつけて血を止めることができます」と説明がありました。
最終問題の第四問目「骨折の手当てに使える道具を探そう」です。
この問題はどこのグループも悩んでいる様子でした。
正解はロープ、三角巾、包帯、ネクタイ、タオル、コンビニ袋、そして高得点の大判ハンカチがでると子供達から「えー⁉」と大きな声が聞こえてきました。子供達にとっては意外な答えのようでしたが「大判ハンカチって使えるんだね」といった声も聞こえてきました。
全ての問題が終了し得点の合計を出します。
200点台のグループが多く、300点台のところもちらほら見られました。
なんと最高得点は340点。360点満点なのでかなりの高得点です。
子供達からは
「防災を知りながらカードゲームができて楽しかった」
「防災の時に使う物が知れて良かった」
といった感想が聞かれました。
最後に講師の方から「アクシデントが起きた時にそこをどう乗り越えるのかが防災です。
例えば一週間の備蓄などそういったことも大事になります。」とお話があり片付け、挨拶をして終了です。
今回の防災教育をきっかけに子供達が防災を身近に感じることができたのではないかと思います。富士市地域防災指導員の方々ありがとうございました。