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4・5・6年生 クラブ活動

  •   06, 2022 22:35
今回は静岡ガスの方々が楽しい実験を見せに来てくれるというので、
ネイチャーサイエンスクラブの活動を取材してみました!



まずはクイズ形式で楽しく
「都市がスは何から作るの?」というテーマについて学びます。
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「天然ガスは冷やすと600分の1の体積になる。」

ということが分かったので、実際に空気が小さくなる様子を目で見てみましょう!
安全のため手袋をつけて実験に臨みます。

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※これから扱う液体窒素はとても冷たいので
直接手で触れると凍傷になる恐れがあり取り扱いには注意が必要です。

<冷たい実験>
この缶に入っているのは液体窒素。(冷却された窒素の液体)
ドライアイスのように白い煙がもくもく出てきます。
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後ろにある温度計の値がみるみるうちに下がっていくのがわかりますか?

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最終的にはマイナス193°cまで下がりました。
(多少の誤差はあるが、液体窒素はマイナス196度になると決まっている)

このように数秒で簡単に冷やすことができるので、冷却材として用いられることが多いそうです。


それでは空気の入った風船を液体窒素の中に入れてみます。
だんだんと小さくなり、最終的にはこんなに小さくなってしまいました。
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そして液体窒素から取り出すとまた風船が元の大きさに戻りました。

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こんな風に空気は冷やすと体積が小さくなり、温めると大きくなるということがわかりました!


<ボールの実験>
さて今度はボールを使った実験です。

オレンジのプラスチックボールを液体窒素の中に入れてみます。
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これを高いところから落としたらどうなるでしょうか?
(写真17)

「割れる!」というみんなの予想に反して、

コチコチになったものの、割れず…。

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では、緑のゴムボールはどうでしょうか?

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こちらは、みんなの期待通り、粉々に割れました。

というか、みんなの期待を超えた迫力でした…!

バン!というあまりに大きな音に、みんなびっくり!
私も思わず目をつぶってしまい、シャッターチャンスを逃してしまいましたが、この残骸で迫力が伝わるでしょうか。

これは、液体窒素に付けたことでゴムの弾性がなくなり、
内部の空気が大きく変形し割れたのです。

<お花の実験>
最後はお花を凍らせる実験です。

お花を液体窒素の中に入れます。
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パチパチ言ってます。


パリパリに凍ったお花を手で潰したらどんな感覚になるのか…
これはクラブに参加している生徒一人一人が全員体験させてもらえることに!
みんなワクワクしながら並んで順番を待ちます。

お花を凍らせて、両手でグシャっ!

パリパリに粉々に なりました!
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「冷たくて気持ちいい!」と子どもたちも楽しそうに興奮していました。


最後に普通のティッシュを液体窒素の中に入れてみると、何もなりません。
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少し水につけてからもう一度液体窒素に入れると、濡れていたところだけパリパリになりました。

液体窒素でパリパリに固まるのは水分を含むものだけ。
お花が固まるのは、お花に水分があるから!
ということもわかりました。


短い時間で、楽しくたくさんの知識を教えてもらうことができました。

とっても勉強になるクラブ活動ですよ!

成人教育部 清水